アメリカ、フロリダ州、ウェストパームビーチに住むリヒター夫妻が
愛猫、ホリーと一緒にRV車で旅に出たのはある年の秋のこと。
美しい景色を楽しみながら旅をする夫妻を事件が襲います。
最愛の猫、ホリーがドアを開けたすきに飛び出してしまったのです。
自宅から200マイル（およそ320キロ）も離れた場所で猫とはぐれてしまったら
もう二度と会えないかもしれない・・・。
リヒター夫妻は急ぎ動物保護施設に連絡をし、チラシを配りましたが、
ホリーは見つかりません。
彼らは泣く泣く自宅へ戻るしかありませんでした。
それからおよそ2カ月たった大みそかの日。
リヒター夫妻の自宅からおよそ1.6キロ離れたある家の裏庭で
やせ衰え、衰弱した猫が保護されました。
念のため獣医が猫につけられたマイクロチップがないか調べたところ、
やはりマイクロチップがありました。
そして、マイクロチップはその猫がリヒター夫妻の愛猫、
ホリーであることを示していたのです。
ホリーは無事、自宅に帰ることができたのでした。
それにしても、200マイルも離れた場所から、室内飼いの猫がどうやって自宅へ帰ることができたのか。
それはホリーだけが知るミステリーなのです。
ホリー、人間より地図がよめるかも！（写真はホリーと同じような柄の猫）
（ネコゾンズ：林）
